白川文字学トップ

最終更新日 2024年4月1日ページID 049069

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白川文字学とは

今から約1900年前、中国の許慎(きょしん)によって、漢字の成り立ちを説明した『説文解字(せつもんかいじ)』という字書が作られ、長い間、最も信頼できる字書とされてきました。しかし、19世紀末に甲骨文字が発掘されると、『説文解字』に誤りがあることが分かったのです。
本県出身の白川静博士は、中国の古代社会についての深い知識に基づいて甲骨文字や金文を研究し、「白川文字学」 とよばれる漢字についての新しい考え方を打ち立てました。白川文字学では、一つ一つの漢字の成り立ちが理解できるだけではなく、漢字相互のつながりや漢字を生んだ古代中国の社会の様子についても知ることができます。
県では、幅広い世代に対し、白川文字学や白川静博士について触れる機会を提供しています。


1 県の取り組み …今年度の県の取り組みを紹介
2 白川文字学を楽しむ 漢字を楽しんで学ぶためのサイト等を紹介
3 白川静博士について

 

1 県の取り組み

■関連機関
福井県立図書館 白川文字学の室

「白川文字学の室」は日本で唯一の「白川文字学」常設展。開設にあたって白川静博士から贈られたメッセージも掲載しています。
福井県立こども歴史文化館
「白川静 漢字ワールド」「漢字ファンタジア」等の展示がある「福井県立こども歴史文化館」のホームページです。

 

2 白川文字学を楽しむ 

「白川静のことば」
金子都美絵氏のオリジナルのイラストで白川文字学の世界を紹介しています。
 kaneko

■漢字で遊ぼう!「古代文字すごろく」
古代文字すごろく(PDF形式 312キロバイト)(ご自由にご利用ください)

漢字の成り立ちを調べることができるサイト紹介
白川文字学に関連する情報が得られる外部サイトを紹介するページです。
白川文字学に基づく漢字の成り立ちを調べることができます。
漢字を楽しく学びたい方は必見!!

 

3 白川静(しらかわしずか)博士について

sizukakotoba
・1910年(明治43年)福井市生まれ。1954年(昭和29年)44歳で立命館大学教授となり、漢字や中国の古代文化の研究に取り組む。「甲骨文字」や「金文」とよばれる中国の古代文字を調べ、漢字の成り立ちについて多くことを発見した。2002年(平成14年)92歳で福井県名誉県民賞、2004年(平成16年)94歳で文化勲章を受賞。2006年(平成18年)96歳で逝去。
・主な著書に『漢字』(岩波書店刊)、『字統』『字通』『字訓』『常用字解』(すべて平凡社刊)等
白川静記念東洋文字文化研究所 白川静名誉所長について
立命館大学 白川静先生没後十年 漢字とともに歩んだ一生を振り返る

 

【問い合わせ先】
福井県教育庁生涯学習・文化財課 生涯学習・社会人権教育グループ

syoubun@pref.fukui.lg.jp
Tel 0776₋20₋0559   Fax 0776-20-0672

 

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お問い合わせ先

生涯学習・文化財課

電話番号:0776-20-0558 ファックス:0776-20-0672メール:syoubun@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
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